裁量労働制が導入されると企業や労働者はどうなる?
前回は、国会で紛糾している裁量労働制拡大の具体的な中身について解説しました。今回は、もしこの制度が導入された場合、企業や労働者はどうなるのかについて考えたいと思います。 法案導入の狙いは総人件費の抑制? 裁量労働制は…
前回は、国会で紛糾している裁量労働制拡大の具体的な中身について解説しました。今回は、もしこの制度が導入された場合、企業や労働者はどうなるのかについて考えたいと思います。 法案導入の狙いは総人件費の抑制? 裁量労働制は…
初の議会証言に臨んだFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル新議長は「経済に対する見通しが強まった」と発言し、米国の景気が好調であることをあらためて確認しました。今のところ米国の利上げは年3回と予想されていますが、年4回…
裁量労働制に関する不適切なデータをめぐって与野党の対立が続いています。関連報道も増えていますが、どれも情緒的なものばかりで、肝心の法案がどんな内容なのかはっきりしません。 日本では何十年も前から、政府・与党は内容をロク…
1月に入って物価が急上昇しています。直接の原因は野菜の高騰ですが、こうした特殊要因だけが原因とは限りません。世間はデフレモード一色ですが、そろそろインフレを警戒する必要が出てきたかもしれません。 日本経済弱体化のサイン…
三菱重工が開発を進める日の丸ジェット「MRJ」は、相次ぐ納入延期で厳しい状況が続いていますが、ホンダの航空機事業は大きく飛躍しそうな勢いです。ホンダの航空機事業は何が違うのでしょうか。 航空機は本田宗一郎氏の悲願だった…
このところ給料の前払い(日払い)に対応する企業が増えています。一部の企業はこの制度がないと、人材募集が難しくなるとも言われています。 日本ではほとんどの企業が月給制を採用しており、たいていの場合、給料日にならないと賃…
加谷珪一の知っトク経営学 第1回【テイラーの科学的管理法】 仕事ができる人には基本的にムダな動きというものがありません。これは組織も同じで、高い業績を上げている組織の多くはムダがないケースがほとんどです。 効率を上げる…
加谷珪一の情報リテラシー基礎講座 第1回 世の中にはあらゆる情報が氾濫しています。ビジネスや投資で成功するためには、情報の洪水の中から正しい情報を選別するテクニックが必要となります。 情報を整理し、客観性の高い分析を…
南米の独裁国家ベネズエラが何と仮想通貨の発行を表明しました。同国はマドゥロ政権による独裁的な政治運営で知られていますが、経済政策の失敗で制御不能のインフレに陥っています。 こうした状況を打開するため、仮想通貨による資金…
テスラモーターズCEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏が率いる宇宙開発ベンチャー「スペースX」が、大型ロケットの打ち上げに成功しました。今回の打ち上げ成功は画期的と言われていますが、スペースXのロケットは、どこが…
加谷珪一の投資教室 第18回 前回はROE(株主資本利益率)の基本について解説しました。今回は投資の現場における具体的なROEの活用方法について説明します。 一般的にROEが高い企業は投資家からの評価が高いことが多い…
需要をはるかに超えるペースで建設が続いていた賃貸用アパートに急ブレーキがかかっています。これでアパート建設バブルは終了となる可能性が高いですが、本当の問題はこれからです。賃貸需要がない地域に相続税対策で建てられたアパー…
クリーニング店のビジネスが厳しい状況に追い込まれています。直接的な原因はコインランドリーの台頭と言われていますが、それだけが原因ではありません。 現在、日本には約10万のクリーニング店がありますが(2017年3月時点…
仮想通貨が大ブームとなり、投機的な取引に対する批判も高まっていますが、仮想通貨の登場は、これまで曖昧に処理してきた「価値」というものの本質について、わたしたちに多くを問いかける結果となりました。 わたしたちは「お金」…