ヤマト運輸のメール便廃止から考える、日本の「法」に対する考え方
郵便事業における信書の扱いをめぐって、ヤマト運輸と政府がバトルを展開しています。ヤマト運輸では、信書に対する政府のスタンスが不透明だとして、クロネコメール便を3月31日で廃止すると発表したのです。 何が信書で何が信書で…
郵便事業における信書の扱いをめぐって、ヤマト運輸と政府がバトルを展開しています。ヤマト運輸では、信書に対する政府のスタンスが不透明だとして、クロネコメール便を3月31日で廃止すると発表したのです。 何が信書で何が信書で…
米アップルが驚くべき決算を発表しました。中国向けiPhoneが絶好調で、売上高が前年同期比で30%も増加したのです。 同社はパナソニックやソニーといった日本を代表する電機メーカーを上回る規模を持っていますが、こうした巨…
ギリシャで議会選挙が行われ、財政緊縮策の見直しを掲げる「急進左派連合」が圧勝となりました。急進左派連合は、ただちにEU(欧州連合)との交渉を行う予定ですが、EUとの交渉が決裂しても、欧州経済への影響は限定的との見方がほ…
IMF(国際通貨基金)はこのほど、2015年の世界経済見通しを発表しました。全世界の実質GDP成長率は、物価変動の影響を除いた実質でプラス3.5%となり、10月時点の見通しから0.3ポイント引き下げられました。 欧州、…
ECB(欧州中央銀行)がとうとう量的緩和策の導入を決断しました。ECBはギリギリまで量的緩和策の導入を避けてきたのですが、欧州の景気低迷が顕著になっていることから、伝家の宝刀を抜いたわけです。 米国はすでに量的緩和策を…
急速に発展する人工知能の分野において、驚くべき予測が出てきました。2045年頃には、人工知能の能力が全人類の能力を超えてしまい、人工知能が考えていることを人間が理解できなくなるというものです。 ちょっと聞くと荒唐無稽に…
貧困の撲滅活動などを行っている国際NGO「オックスファム」は2015年1月19日、格差に関する最新報告書を発表し、上位1%の富裕層が、全世界の富の半分を独占しているという実態を明らかにしました。 日本は一般に思われてい…
厚生労働省が、年金の世代間格差について説明するために作成した漫画があちこちから批判を浴びているようです。この漫画をめぐる一連の議論は、日本の年金制度の本質をよくあらわしています。一度、読んでみることをお勧めします。 日…
米国ではネットでいろいろなモノをシェアするサービスが活発ですが、とうとうトイレをシェアするビジネスも出てきました。 今後、日本でもモノをシェアするサービスは確実に伸びてくると考えられます。これは、日本の内需を拡大させる…
スイスの中央銀行にあたるスイス国立銀行が、自国通貨高を抑制するための為替上限を撤廃したことで、市場に動揺が広がっています。果たして、これは何を意味しているのでしょうか? スイスの為替介入は当初はうまくいっていた スイス…
日本の家計の貯蓄率がとうとうマイナスに転じました。内閣府が昨年末に発表した国民経済計算によると、2013年における日本の家計貯蓄率はマイナス1.3%でした。貯蓄率がマイナスになるのは初めてのことです。 貯蓄率の低下は経…
政府は2015年1月14日、過去最大規模となる2015年度予算案を閣議決定しました。多くのメディアでは、歳出拡大が止まらないという論調ですが、予算の中身をよく見ると、少し違った風景が見えてきます。政府がとうとう財政再建…
日本の1人あたりGDP(国内総生産)の順位が急落しています。1人あたりGDPの順位が下がることは、何が問題なのでしょうか? 経済が成長していないというのは、世界的に見て異常なこと 内閣府は昨年末、2013年度のGDP確…
一般的に、長期的な視点に立って戦略を立案することはよいことだとされています。これに対して、短期的な利益の追求は否定的なニュアンスで語られます。基本的にこの考え方は間違っていませんが、多くの誤解が生じていることも事実です…