最新刊「中国経済の属国ニッポン、マスコミが言わない隣国の支配戦略」が発売開始となりました。
中国は近年、めざましい勢いで経済成長を実現しており、2030年には米国と中国のGDP(国内総生産)が逆転すると予想されています。中国は1人あたりのGDP(つまり国民の豊かさ)という点では、まだまだですが、GDPの絶対値が大きいことは、国際交渉やビジネス、国家覇権といった分野では絶大な効果をもたらします。
つまり中国が米国を抜いて、世界最大の経済大国になるということは、日本にとって極めて大きな脅威です。
ところが、日本国内の関心は薄いと言わざるを得ないのが現実であり、事態の深刻さをあまり認識していないように見受けられます(というよりも見て見ぬフリをしているのかもしれません)。
本書は中国という国が、経済はもちろん、技術、軍事、金融などあらゆある分野でわたしたちの想像を超える勢いで台頭しているという現実について、多くのデータや事例をもとに解説したものです。
このままでは日本経済が中国に取り込まれる可能性が高まるわけですが、本書でも指摘したように、この事態を回避するためには、中国と「できるだけ関わらないようにする」戦略が必要です。中国経済の現状と日本の対策についてまとめました。
おおまかな章の構成は以下の通りです。
はじめに
第1章 2030年、米中の覇権が逆転する
第2章 「内需の国」中国の破壊的影響力
第3章 中国の台頭を許したトランプ政権の大失態
第4章 中国の技術力はもはや世界トップレベル
第5章 中国の軍事力を冷静に分析すると
第6章 中国がいよいよ脱炭素に舵を切ったことの意味
最終章 2030年、日本はどうする?
おわりに―もう見て見ぬフリはできない
Amazonでもまえがきの部分などが試し読みでしますので、興味のある方はぜひ購入してください。